三種の浄肉

三種の浄肉とは、初期仏教の僧が托鉢の際、自らが戒律中五戒の不殺生戒を犯さない布施の場合は肉食してよいというもの。
その条件は、次のとおり。
自らが殺した獣でない
殺されるところを見ていない
自分に供するために殺したと聞いていない
現代の見方からすれば、一見不殺生戒に反する、生臭坊主の虫のよい理屈に聞こえるかもしれないが、釈迦の時代の原始仏教の考え方である。
簡単な例をあげると、こういう事になる。
夕刻、托鉢の際に僧侶が村を訪れた。ある家では鶏肉のカレーを作っていた。このさい、
恐らく僧侶がこの村を通りかかるであろうから、家族の数より余分にカレーを作り、布施する際、僧侶に「せっかく鶏を潰すのだからお坊さんの分も作りました」と告白した場合――× 口にしてはならない。「自分に供するために殺したと聞いていない」ことに反する。

更新日時:2006-05-02T09:55:35+09:00
Wikipedia日本語版「三種の浄肉」より