出雲国

出雲国(いずものくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国 国の一つで、山陰道に位置する。現在の島根県東部にあたる。雲州(うんしゅう)と呼ばれることもある。延喜式での格は国司#国等級区分 上国、中国。
出雲は稜威母(イズモ)という、日本国母神「イザナミ」の尊厳への敬意を表す言葉からきた語、あるいは稜威藻という竜神信仰の藻草の神威凛然たることを示した語を、その源流とするという説がある。
古代出雲は、青銅器を主とする西部出雲(現;島根県出雲市付近)と鉄器を主とする東部出雲(現:島根県安来市、鳥取県米子市、大山町 (鳥取県) 大山町)の二大勢力から出発し、以後統一王朝が作られ、日本海を中心とした宗教国家を形成したと考えられている。特に東部出雲は律令下のいう伯耆国まで連続的な文化的つながりがあったため、特に弥生時代 弥生期では出雲と伯耆(鳥取県西部)を出雲文化圏とする向きもある。考古学的見地からは、古墳が発達する以前の特徴的埋葬様式四隅突出型墳丘墓 四隅突出墳の分布状況からすると、北陸地方なども上古出雲とすべきとの説もある。これらの環日本海への版図拡大の逸話は国引き神話として出雲国風土記に記されているとの見方も有力である。

更新日時:2006-09-06T05:57:21+09:00
Wikipedia日本語版「出雲国」より