熊襲

熊襲(くまそ)とは、日本の記紀神話に登場する一族名。南九州に本拠地を構え、ヤマト王権に抵抗した一族名で、地域名を意味するとされる語である。日本書紀には熊襲と表記され、古事記には熊曾と表記される。
肥後国球磨郡(くまぐん。現熊本県人吉市周辺。球磨川上流域)から大隅国贈於郡(そおぐん。現鹿児島県霧島市周辺。現在の曽於市、曽於郡とは領域を異にする)に居住した部族であり、ヤマト王権への臣従後は、「隼人」として仕えたと言うのが現在の通説である(津田左右吉ら)。なお、隼人研究家の中村明蔵は、球磨地方と贈於地方の考古学的異質性から、熊襲の本拠は、贈於地方のみであり、「クマ」は勇猛さを意味する美称であるとの説を唱えている。

更新日時:2006-06-30T00:06:13+09:00
Wikipedia日本語版「熊襲」より