神経

神経(しんけい)は、動物に見られる組織 (生物学) 組織で、情報伝達の役割を担う。
日本語の「神経」は杉田玄白らが解体新書を翻訳する際、神気と経脈とを合わせた造語をあてたことに由来しており、これは現在の漢字圏でもそのまま使われている。
全体の構造からみると、情報の統合のため体正中部に集合して存在する「中枢神経系」と、中枢外に存在し、個別に線維として認識される「末梢神経系」とに分けられる。末梢では、線維の形態が神経線維束として明瞭に認められるために、これのみを「神経」と呼ぶことも多い。神経細胞の細胞核 核を含む部分は「核周部 (perikaryon)」と呼ばれ、小胞体やゴルジ体を含み、蛋白質 タンパク合成の中心的部分となっている。神経細胞は多数の突起を持つが、これらは核周部に向かって情報を運ぶ「樹状突起 (dendrite)」と、核周部から離れた方向に情報を運ぶ「神経線維 軸索 (axon)」とに分類される。軸索の末端は他の神経や効果器官と、わずかな空間 (1/50,000mm) を隔ててシナプスを形成する。

更新日時:2006-09-04T14:22:50+09:00
Wikipedia日本語版「神経」より