複雑系(ふくざつけい)とは、多数の因子または未知の因子が関係してシステム全体(その系全体)の振る舞いが決まる系において、それぞれの因子が相互に影響を与えるために一般的な手法(多変量解析、回帰分析 回帰曲線等)でシステムの未来の振る舞いを予測することが不可能な系。
代表的な複雑系は、ウイルスの流行状況、天候、経済(エントロピーについて熱力学第三法則)、大規模交通(フラックス)、バタフライ効果などが挙げられている。
これらは狭い範囲かつ短期の予測は経験的要素から不可能ではないが、その予測の裏付けをより基本的な法則に還元して理解する(還元主義)のは困難である。代表的なものに、パーコレーションやセル・オートマトン、素粒子のランダムウォークなどがある。最近では、系の自己組織化の様子をコンピュータにプログラミングして、複雑で法則がないように思える目で見えない発達形成過程を視覚化して把握しようと試みられている。
更新日時:2006-09-20T09:44:32+09:00
Wikipedia日本語版「複雑系」より